ユーザーインタビュー

株式会社カラーズ

株式会社カラーズ
株式会社カラーズ

「freeeの導入で税理士さんと社労士さんが
経営戦略・人事戦略パートナーに変わった!」

岡 佳伸 様

岡 佳伸 様

社会保険労務士岡佳伸事務所代表。特定社会保険労務士、2級キャリアコンサルティング技能士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。アパレル製造業経営者やハロ―ワーク勤務 等を経て社労士として開業。

田尻久美子 様

田尻久美子 様

株式会社カラーズ代表取締役。介護福祉士、介護支援専門員、保育士。IT業界勤務を経て2011年に起業。大田区訪問介護事業者連絡会会長、全国介護事業者協議会(民介協)理事を務め、 研修会等で登壇する機会も多い。

渡辺勇教 様

渡辺勇教 様

株式会社スピリタス会計事務所代表取締役。公認会計士・税理士。「オモシロイ未来を創りたい」を合言葉に、クラウド会計ソフトの導入支援や事業計画作成、業務改善コンサルティングをおこなっている。

税理士さんがギブアップ

──まずは、カラーズさんの事業内容を簡単にご説明いただけますか?

田尻様:在宅介護サービスを中心におこなっている会社で、創業して6年になります。ご自宅で介護をされている方向けにヘルパーさんやケアマネージャーさんが訪問し、さまざまなご相談に乗ったり、生活支援をさせていただくほか、福祉用具のレンタルや販売、バリアフリーにする住宅リフォームなども手がけています。最近は高齢者の方だけでなく、体の不自由な方や子育て世代向けのサポートもスタートさせました。うちは少し変わっていて、美容師も2名いるんですよ。美容師がご自宅に伺って、カット、カラー、パーマまで全部やります。寝たきりの方や子育て中でなかなか美容院に行けない主婦の方にご好評いただいています。

──介護から子育て世代向けへとサービスを広げられているんですね。

田尻様:まだ昨年から始めたばかりの取り組みですが、高齢者の方に限らず、地域全体の暮らしを支える企業になりたいと考えています。介護のサービスと子育て世代向けのサービスって、とても親和性が高いんです。ヘルパーさんも育児経験のある方が多いので、問題意識や課題認識はもともと共有できていますから。

──なるほど。同じリソースで提供範囲を広げられる。そうしたなかで、カラーズさんでは2年前からfreee をお使いいただいているのですが、何かきっかけがあったのでしょうか?

田尻様:正直なところ、前の税理士さんが大変だったんでしょうね――「もうできない」と言われたんです。今うちではスタッフが30 名以上いて、月600 名以上のお客様に対応しているんですが、サービスが多岐に渡っていて支払先も多く、売掛金の管理もかなり煩雑なんです。介護保険を使いますので、国保連と利用者さんにそれぞれ請求するんですが、高齢者の方なので現金払いの方もいれば振り込みの方や引き落としの方もいる。それら一式を税理士さんに渡して処理していただくのに、2か月以上かかるんです。「もっと早く数字が欲しい」と言っていたら、嫌がられてしまって……(笑)。

──税理士さんが辞めてしまった。

イメージ

田尻様:それで「困ったな」と情報を集めていたら、前職の先輩からfreee のことを教えてもらいました。私は前職がソフトウェア会社だったので、クラウドにも興味がありましたし、税理士さんからいただく報告もペーパーレスにできたらいいなと思っていたんですよね。
ただ、自分で導入するとなると自信がありませんから、freee の認定アドバイザーから渡辺さんを見つけて……。

──なぜ、数あるアドバイザーさんから渡辺さんをお選びになったんですか?

田尻様:渡辺さんのHP って変わっていて、赤ちゃんのころの写真まで載っていて、生い立ちから書いてあるんですよ(笑)。税理士事務所の案内はたくさん来るし、安いところもいろいろあるんですが、合う合わないがとても心配なんですよね。「今度は頭の柔らかそうな人がいいなぁ」と思って、HP を熟読して決めました。

渡辺様:HP を作ってくれた方に「小さいころからの成長過程の写真をください」と言われたときは、「本当に載せるんですか?」と驚いていたんですが、いい効果があったんですね(笑)。

数字をリアルタイムで把握できるようになった

渡辺様:カラーズの場合、まず田尻さん自身がきちんと経営をしていきたいという思いが強かったのが大きいんです。従来のように会計事務所が資料をすべて巻き取ってやろうとすると、例えば新しいお客様が1人追加されただけでも「この人は誰ですか? 部門はどこですか?」と会計事務所が確認しなければいけないので、数字が出るのも遅ければ、コミュニケーションのストレスも大きいんですよね。正直、従業員の方たちのほうがよく分かっていますから、それならソフトを使って自分たちで入力できる環境にするほうがいいとお勧めしました。そのための使い方やコツは全部お教えしますと。

田尻様:これまで税務や財務は「お任せポン!」で渡しちゃっていたので、自分で触れるものだとは思っていなかったんです。でも、渡辺さんに3か月サポートをしていただくなかで、苦手意識はなくなりました。今は週30 分もかからない稼働で済んじゃう。

イメージ

渡辺様:まず僕のほうで会社の業務を理解して、freee というツールにどう落とし込むかを考えました。
例えば、現金出納帳があるのかないのか、あるなら紙なのかExcel なのかといったことを伺ったうえで、「部門」や「品目」「メモタグ」をどう設定するかという設計図を作るんです。その設計図どおりに田尻さんにやってもらって、ミスが出ないかをチェックして「じゃあ、これで行きましょう」というプロセスを繰り返すイメージです。

田尻様:アドバイザーの方にお願いしないとfreee の導入はムリでしたね。

渡辺様:いや、蓋を開けてみたら、ちょっと時間はかかったかもしれませんが、ご自身でできたかもしれませんよ。

田尻様:いや、絶対ムリ(笑)。しかも渡辺さんに来ていただいてから、freee 導入だけじゃなくて、会計関係のプロセス全体の見直しも図れて、無駄な作業も随分削減できたんです。バッサリ切られましたからね。「これ、もういらないですね」って。

──介護業に携わるなかで、freee の導入で解決された問題はありましたか?

渡辺様:正直、介護業だからというのは僕は感じません。freee を使うことで生まれる可能性はいくらでもあると思いますが。

田尻様:でも、すごく大変な部分もあるじゃないですか。課税、非課税という。うちはサービスがたくさんあるんですが、内容によって課税、非課税が違うんですね。保険のサービスは非課税で、福祉用具の販売は課税なのに、レンタルは非課税だったり、ややこしいんです。でも、渡辺さんが条件を設定してくださったので、その項目の非課税、課税が予測され、ボタン1つで正しく登録できるのはとても助かっています。

渡辺様:田尻さんのところで一番難しかったのがそれなんです。どういう部門で切り分けて、自動登録ルールを設定するか。不用意に自動化してしまうと、本当は別項目の費用も含まれているのに、1つの項目で登録されてしまったりするので、人間の確認が必要なところと自動化できるところを見極めないといけない。

田尻様:課税、非課税ごとに部門分けを細かく設定してくださっているので、売上とコストの対比などを判断するのに非常に助かっています。

社労士さんまでギブアップ!?

──社労士の岡さんは、どういう経緯で入られたんですか?

田尻様:これも同じで、前の社労士さんに断られちゃったんです(笑)。処遇改善加算など、介護独特のものがあるので、社労士さんは大変なんですよね。

岡様:職務形態がみんなバラバラというのも介護特有ですね。正社員もいればパートもいるんですが、訪問介護だとそのときだけだったり……。

田尻様:スタッフはママさんたちが多いので、雇用形態もいろいろ変わったりすることが多くて、そのたびに前任の方は「ひぃー」と言っていました。それでミスが増えてきちゃって、先方から「ちょっと苦しいです」と。それで渡辺さんに相談したんです。「freee が使える社労士さんはいないかなぁ?」って。

渡辺様:僕は岡さんと「freee 部」というイベントで出会う機会があったので、声をかけさせていただいたんですよ。給与freee を使える社労士さんってあまりいらっしゃいませんよね?

イメージ

岡様:そうですね。会計freee を使っているから給与freee も使いたいんだけど、使える社労士がいないということで呼ばれる機会は多いです。

渡辺様:田尻さんは元々、給与freee も導入したいとおっしゃっていたんですが、前任の社労士さんはいかんせんエクセル加工するのにも苦労されているという状態でしたからね。そこに給与計算freeeを入れてもおかしくなっちゃう。

田尻様:あと、介護って重点分野だけに、助成金も多いんです。だから狙っていきたいんですが、そういう提案もいただけなくて、私のほうがいろいろ調べて、「これいけるんじゃないですか?」とお聞きする状態だったんです。
でも岡さんは給与のことだけじゃなく、助成金についても調べてくださるし、元々ハローワークにお勤めだったので、求人票を出したり雇用形態を切り替えたりするときもアドバイスをくださいますし、就業規則を作り直すのも手伝っていただいてるし。

──まさに全方位的な支援ですね。実際に給与計算freee はどのように使われていますか?

岡様:「ジョブカン」という勤怠管理やシフト管理ができるクラウドサービスと併せて使っています。田尻さんのほうでジョブカンの勤怠管理シートを付けてもらって、データを取り出してfreee にインポートする。

渡辺様:直行直帰の方はどうされているんですか?

田尻様:直行直帰の方は介護のシステムと結びついているので、介護ソフトのほうで給与計算をしてそのままお渡します。それ以外の社員やパートの方をジョブカンで管理するやり方です。

岡様:本当はfreee で勤怠管理もできるようになるといいんですけど、それは今後に期待ですね。

IT化が遅れている業界の文化を変えたい!

──それにしても、必要に迫られたときにそれまでのやり方から大胆に変革する方法を選ぶという田尻さんの意識の在り方は素晴らしいですね。

田尻様:もともとIT 業界にいたというのもあると思います。いま私、いわば介護業界のIT 化委員みたいなものもやらせていただいているんです。
「業務効率化のためにいろんなクラウドシステムを使っていきましょう」という研究事業の委員なんですが、うちでは直行直帰のヘルパーさんとチャットアプリを使って業務報告をしたり、福祉用具の顧客管理でセールスフォースを活用したりしているんですよ。ですからfreee の導入も、私にとってはその一環なんです。介護業界はIT 化が遅れていて、いまだにFAX文化だし、役所に提出する書類も紙ベースなので、「業界の文化を変えなきゃ」と思っていて。

──効率化しないと、これから高齢者が増えたら介護業界は大変なことになってしまいますよね。

イメージ

田尻様:そう、本来は利用者さんに対して時間を使うべきなのに、作業に時間がかかっていては……。
でも最近、やっとそういう風潮が高まってきて、ケアプランもAI で作れるように研究がおこなわれているそうです。介護業界は慢性的に人手不足と言われていますから、なるべく少ない人数で効率よく業務を遂行できるようにするというのが急務なんです。

──実際にfreee は業務効率改善や経営に役立っていますか?

イメージ

田尻様:週30 分の稼働で済んでいますから、まったく苦になりませんし、それ以上に得られるものが違いますね。
前は結果をもらうだけだったので数字を活かせなかったんですが、今は数年先の戦略まで考えられるようになったので本当にありがたいです。

渡辺様:ちゃんと数字が出ていないと未来の話はできませんからね。田尻さんは普通の経営者だったら後回しにしがちな数字の部分を自分で把握されていて、非常に経営感覚に優れていると感じます。

岡様:僕から見ても、田尻さんはアグレッシブな経営者ですよ。普通、会社で人事労務はそんなに比重が高くないんだけれど、ちゃんと従業員のことを考えて、就業規則や人事制度を変えようとしている。働きやすい会社にしようと考えている社長さん自体、珍しいと思いますよ。

田尻様:私は介護業界のホワイト企業を目指しているんです(笑)。じつは社名の「カラーズ」も、“みんなの個性を活かして”という意味なんですよ。そのうえで自分の親や大切な人に勧められるようなサービスをしていこう、というのが私たちのビジョンなんです。うちのような小さな会社でも、従業員がやりがいを持って地域の一員として働けるということを発信していきたいんです。実際、離職率も低いんですよ。

経営戦略パートナーと人事戦略パートナー

田尻様:私、freee にして何がよかったって、一番大きいのはお2人に出会えたことなんです。例えば、前の税理士さんだと「先月の帳簿はこうだった」という過去の話をされるんですが、渡辺さんは未来の話しかしない(笑)。もちろん、過去を踏まえてなんですが。そういう意味で、私自身の視点も大きく変わりました。お2人のコミュニケーションもすごいんですよ。

渡辺様:いやあ、士業同士の連携ってとても大事だと僕は思うんですよね。例えば、僕が「社会保険の支払いがおかしいんじゃないかな?」と思ったとき、メールのCC に田尻さんを入れて、岡さんと直接やり取りができればすごくスムーズになるじゃないですか。

岡様:田尻さんを介す必要がない用件のときは、直接チャットワークで連絡を取り合ったりしていますしね。

田尻様:レスポンスも早くて、やり取りもすごくスムーズだし、本当に心強いです。
今までは「税理士さん=帳簿を付ける人」「社労士さん=手続きをしてくれる人」というイメージだったのが、「経営戦略パートナー」「人事戦略パートナー」という位置付けにガラリと変わりました。今はちゃんと経営戦略ができている。それはfreee のおかげですね。

freee導入フロー

課題
  • 田尻さんのシビアな要求に前任の税理士さんが業務に対応しきれなかった
  • 自社で数字をリアルタイムに把握したかった

■ステップ1
freeeの認定アドバイザーから税理士の渡辺さんを見出す


■ステップ2
会社の業務内容とこれまでの経理のやり方を渡辺さんに把握してもらい、ムダな業務が発生していないか、経理のプロセス全体を見直してもらう


■ステップ3
各プロセスで会計freeeをどう活用するか、渡辺さんが設計図を作成し、タグの設定などをルール化。3か月間のサポート期間を経て自計化


■ステップ4
給与freeeが使いこなせる社労士、岡さんに給与freee導入を依頼


■ステップ5
カラーズ・渡辺さん・岡さんの三者連携がとれるようになり、経営戦略と人事戦略のパートナーに

Company Profile

株式会社カラーズ

東京都大田区大森西6-2-2 STビル1階
03-5767-5215
株式会社カラーズ

ユーザーインタビュー一覧