トップページ 読んで学ぶ フィンテック最前線 連携パートナーインタビュー 中小企業の資金需要にお応えするために。地方銀行初※、freeeの会計データを利用した融資を実現。
連携パートナーインタビュー

中小企業の資金需要にお応えするために。地方銀行初※、freeeの会計データを利用した融資を実現。

クラウドサービスと従来のサービスの違い
*2016年12月freee調べ

提携の背景

片岡様:このたびfreeeとの提携により「クラウド会計ソフト freee提携〈はまぎん〉スーパービジネスローン」の取り扱いを始めるに至ったことには2つの側面があります。1つはフィンテックの推進です。横浜銀行では、2016年4月から営業企画部の中に金融テクノロジー事業化推進室を設け、世の中のトレンドであるフィンテックや新しい技術に対して今まで以上に積極的に取り組んでいくために体制強化をはかりました。銀行では通常、意思決定に非常に時間がかかるものですが、月一回のイノベーション委員会を立ち上げ、柔軟に、スピード感をもって方針を決められる体制もつくりました。その中で、クラウド会計の分野で何かできないか、ということもひとつのテーマにのぼり、今回のfreeeとの提携につながりました。

もう1つは営業面です。年々、銀行も効率化を求められるようになり、営業体制を見直した結果、とくに中小企業のお客さまの中でも3億円未満のお客さまに対するサポートは以前に比べ手薄になってしまっていました。とくにそうしたお客さまから、接点が少ない、距離感があるなど、それほど満足していないという声をいただくこともありました。そうした声を真摯に受け止め、とくに売上規模の小さいお客さまに対してどうしたらお客さまの利便性を向上できるか、満足していただけるかと考えた結果、先のフィンテック推進の流れと、こうした問題意識が結びついていくことにもなりました。今回の提携でお客さまの求めるご要望をすべて解決できるわけではありませんが、よりスピーディーに、手間のかからない形でお客さまの資金需要にお応えすることで、一歩前進できるのではないかと考えています。

中小企業はタイムリーな資金調達が可能に

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片岡様:従来、お客さまから借り入れを受け付ける際は、紙ベースで財務諸表をいただいていました。そのため、まずお客さまが必要書類を用意する時間がかかります。さらに銀行での審査時間に2、3週間かかり、書類に不備があればさらに延びることもあります。これでは、急な資金計画に対応できませんし、なにより審査結果を不安な気持ちでお待ちいただいたあげく、もしご融資ができないということになれば本業に影響を及ぼしてしまいます。
しかし、「クラウド会計ソフト freee提携〈はまぎん〉スーパービジネスローン」は、2つ星以上の認定アドバイザーさまが会計指導をおこなっている顧問先さまが対象とはなりますが、非常にスムーズなお手続きが可能です。Webを通じて借り入れのお申し込みを受け付け、書類をご提出いただくことなく、お客さまのfreeeにある財務データをもとに仮審査をおこないます。その結果は、最短即日で回答しますので、お客さまの資金需要にもタイムリーにお応えできます。

曽我様:今回の一番のポイントは、お客さまが気軽にお借り入れのお申し込みができるようになることだと思っています。今まで銀行は敷居が高いと思われている側面もありましたが、今回Web上で、書類などを準備することなく、簡単にお申し込みができるようになりました。余裕をもった資金繰り計画、資金調達の計画がおこなえると思います。今まで政府系金融機関などに資金調達を依頼されていて、事業のステップアップの中で、初めて銀行からの調達を検討されているようなお客さまに、気軽に申し込んでいただきたいと考えています。

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今後の協業で目指したい方向

片岡様:freeeのいいところは、リアルタイムで会計データを把握できることです。今はどちらかといえば静的なデータが中心になっていますが、今後考えなければいけないのは、結果の数字ではなくて、日常のトランザクションも含めた日々の数字です。わたしどものお客さまの中にも、突然経営がだめになってしまった方がいますけれど、後々そういったお客さまの数字を見ていくと、急に売上が上がったり、売り先が変わっていたり、特殊な動きがあったりします。freeeを使っているお客さまであれば日々動的なデータの変化が捉えられると思いますから、それを与信に活用したり、途上与信といいますか、お金をお貸ししてからの管理のためにそのデータを使わせていただくようなことも今後はあると思っています。
また、一歩すすんだところで、審査の中にAIを使っていくなど、新しいテクノロジーもサービスの中に活用していきたいと思っています。そうして、トランザクションレンディングの実現や新たな審査モデルなどをつくっていきたいと考えています。

曽我様:今回は融資商品ですが、それ以外でもfreeeはインターネットバンキングをお使いのお客さまに対しても親和性が高いと思います。現在、当行は創業フェーズにいらっしゃるお客さまに対するサービスが足りていないと感じていますから、起業間もないお客さまが本業に集中できるようなバックオフィスの効率化を行うようなサポートも検討していきたいと思います。freeeはユーザーの目線でつくられていますが、わたしたちもそこから学ばせてもらいながら、お客さま目線で、お客さまにとっていい商品サービスを提供できるようになれば、より社会に貢献できるのではないかと思っています。

認定アドバイザーさまに期待すること

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片岡様:「クラウド会計ソフト freee提携〈はまぎん〉スーパービジネスローン」は、審査スピードの速さだけでなく、無担保・信用保証協会の保証不要、差し引き金利といったメリットもございます。ぜひ会計事務所さまのご提案における1つの武器として顧問先さまに活用いただければと思っています。会計事務所さまは、おそらく、わたしどもよりもお客さまとの結びつきが強く、お客さまの抱える悩みをよく理解されていると思います。そういった中で、資金需要にかかわらず銀行に対する要望が生じた際には、わたしどもにつなげてもらえば、出来る限りのサポートをしていきたいと考えています。
今後よりお客さま目線での商品、サービスの提供を心がけたいと考えていますので、認定アドバイザーさまからのフィードバックもお願いしたいと思っています。

Company Profile

株式会社 横浜銀行

神奈川県横浜市西区みなとみらい3-1-1
045-225-1111
株式会社横浜銀行は、神奈川県横浜市西区に本店を置く地方銀行で、地方銀行最大手。略称は〈はまぎん〉。ブランドスローガンは、「Afresh あなたに、あたらしく。」。東日本銀行との経営統合により、2016年4月1日にコンコルディア・フィナンシャルグループを発足し、地域の金融システムの担い手として、地域に寄り添い皆さまから信頼される銀行をめざしている。

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