トップページ 読んで学ぶ フィンテック最前線 連携パートナーインタビュー クラウド会計で、地域全体の企業の生産性を高めて、北陸を地方創生のロールモデルにしたい。
連携パートナーインタビュー

クラウド会計で、地域全体の企業の生産性を高めて、北陸を地方創生のロールモデルにしたい。

クラウドサービスと従来のサービスの違い
 北國銀行は金沢に本店を構える地方銀行です。自らIT化の促進に力を入れ、生産性2倍運動という社内キャンペーンを行うなどの先進的な試みも活かしつつ、北陸地域の産業を様々な角度から支援し、北陸を生産性の高い地域にすることを目標に、積極的な取り組みを行っています。

freeeと提携した背景

 日本の産業構造において、中小企業はなかなか生産性が上がらず、給料も安い。厳しい状況におかれています。昨今言われるように、働き方を変えて、生産性を上げて、企業として筋肉質な体質にならなければならないし、組織力も高めねばなりません。しかし、普段わたしたちが企業再生や経営支援のお手伝いをしている中で、経営状況の良くない企業では、バックオフィスが信じられないくらいにいまだ手ベースな状態にあります。さらに、現場の話を聞くと、たとえバックオフィス業務の省力化のために新しいシステムを導入したところで、バックアップをとったり、バージョンアップをしたり…とにかく人がいません、ということでした。それならばクラウドベースで、ということになったのですが、なかなかいい情報が集まりませんでした。そんなときに、大前研一さんのインターネット上の記事に先進的なIT事例で、クラウド会計ソフトfreeeが紹介されていたのを見つけたのです。
 freeeは、クラウド会計により経理・会計業務をはじめとするバックオフィス業務の効率化をもたらすサービスを提供しており、中小企業に対する同じ志を持っていたこともあり、すぐに業務提携に至りました。

企業レベルを高めるためにfreeeを推進

 スモールビジネスのお客様を担当するチームと、コンサルティングを行うチームが、スモールビジネスのお客様に対してfreeeを提案しています。そのうちの1つが、freeeを活用したバックオフィスの効率化の提案です。賛同いただけるfreee認定アドバイザー様にも加わっていただいてご提案することもあります。月々1,980円で安いから、いま使っている会計ソフトが不便だからクラウドに変えませんか、という表層的なプロダクトアウト的な視点での提案ではなく、使うことによって、お客様のビジネスにどういう影響があるのかを理解、納得していただいたうえで、導入していただくことが重要と考えています。

クラウド会計は地域の生産性向上のための大きな柱

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 わたしたちが銀行としてやっていきたいことは、単なる財政出動ではなく生産性の向上です。日本の中小企業、特にサービス業の生産性はアメリカの半分です。しかし、北陸地域の中小企業を中心に生産性が高まれば、地方っていまひとつだよねという認識を改めることができるはずです。また、人口が減っても生産性の向上により成長できるなら、それは世界では珍しいモデルになるはずです。この北陸地域をシリコンバレーに負けないくらい生産性の高い地域というところまで持っていくための1つの大きな柱がクラウド会計だと考えています。

 さらに、地域の生産性を上げるために、インターネットバンキングとのシームレスな連携やキャッシュレスの促進、社会構築も一生懸命に行っています。その結果として、北陸地域は東京に負けないくらい生産性が高くなり、キャッシュレス社会になり、住みやすくビジネスもしやすい、というところまで到達できれば、それこそ地方創生の良いモデルになると思いますし、そこを本気で目指しています。また、業界ごとに、たとえば石川県なら、漆器、お酒、旅館業界などをうまくまとめてクラウド化していけば、さらに効率良く生産性の高い地域になるのではないかと思います。もっといえば、POSをはじめとするさまざまなものもクラウド化していくことで、より生産性の高い地域になっていくはずです。極端な話かもしれませんが、北陸の卸売市場などでも、みながタブレットを持って競りを行うことができたら、競りが終わったときに会計処理が終わり、そのあとの膨大な事務処理から開放されるわけです。こうしたことは技術的には可能なことですから、あとはどう仕掛けるか、だけだと思っています。

会計事務所様とともに地域経済の活性化をめざしたい

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 世の中の流れとしてクラウド会計が広がると、会計事務所様は事務処理から解放され、自然と高付加価値な業務にシフトするのではないでしょうか。そうなると、会計事務所様の役割は、より高付加価値の会計コンサルティングへ移行すると思います。一般的に、大企業を対象としたコンサルティングは手厚いものがありますが、中堅、中小企業へのコンサルティングはそうではありません。そこで、わたしたちはコンサルティングチームを作り、経営支援やICT支援を行ってきた経験から、会計事務所の方々とコラボレーションしながらコンサルティング業務も広げていけるといいなと思っています。そうして北陸地域の何千何万のお客様の経営レベルを高めて、企業の生産性の向上を実現できれば、地域全体の経済の活性化にもつながります。

 これからますますスピードの速くなる世の中、日本が置かれている状況は世界でも稀有で、まだどこにも正解はありません。日本は世界の先を行っている、そう言われる存在になれるように、まずはこの北陸地域が日本のロールモデルとなるよう、中小企業の生産性の向上を支援していきたいと考えています。

Company Profile

株式会社北國銀行

石川県金沢市広岡2-12-6
076-263-1111
昭和18年、3行が合併して設立。「豊かな明日へ、信頼の架け橋を~ふれあいの輪を拡げ、地域と共に豊かな未来を築きます~」の企業理念のもと、取引先並びに地域の生産性向上に努め、地域の皆さまに愛される銀行を目指している。

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