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認定アドバイザーインタビュー

入社1年目の新人でも顧問先に貢献できる仕組み

入社1年目の新人でも顧問先に貢献できる仕組み
Advisor Interview
25年以上前から財務コンサルティングの重要性に気づき、試行錯誤の取り組みをスタートさせてきた横浜総合事務所。そのワークスタイルを今、freeeがまた一段、進化させつつある。

25年の試行錯誤は「分業体制」で解決!

横浜総合事務所(横総)が財務コンサルティングの重要性に気づいたのは、25年も前に遡る。1991年、前代表の泉敬介氏がワタミフードサービスの上場支援のため、渡邉美樹氏の依頼で財務・経理部長を兼務したのがきっかけだった。

「もともと泉には“もっとお客様に対してできることがあるはすだ”という思いがある一方で、“何を提供すればいいのか”という葛藤がありました。そんなとき渡邊さんの経営を間近で見て、経営計画や理念経営の必要性を肌で感じたそうです」と語るのは、現代表の山本さんだ。 渡邊氏の経営方法に光明を見出した泉氏だが、それをそのまま中小企業に当てはめるのは難しい。模索する期間が数年続き、MAS監査という手法に出会って、ようやく事務所の方針が固まった。

「これなら渡邊さんの経営方法を中小企業にも推進できると思った」と語る山本さんだが、事はそう簡単には運ばなかった。 「というのも、税務の仕事は申告書の作成という、いわば過去の事象の整理でしょう。一方、MASは将来のことを考える仕事。それを1人の人間でやろうとすると、”前も後ろも見ながら走る”という状況になって、ちょっと難しいんですね。それをうまく回せるようになるのにさらに10年はかかったと思います」

状況を打開したのは、税理士業務とMAS監査業務で担当を分ける分業体制だった。これがうまくはまり、「MASと税務が背中合わせで協力できる」という体制が誕生。さらにこの体制は、税理士業務においても外回りのメンバーとバックヤードで作業するメンバーを分けるという現在の横総の“製販分離”体制へと発展、スタッフがより自分の仕事に集中できる効率のいい環境が整えられていった。
25年の試行錯誤は「分業体制」で解決!

新人をいかに早く育てるか

となると、次の課題はいかに経験豊かなスタッフを早く育て上げるかだろう。現在、横総の従業員は約40人。人材育成を意識して、新入社員は毎年採用するようにしている。中堅規模事務所としては、新人が早く育つほどありがたい。

「新人社員がお客様のところに1人でお伺いし、社長のお話を共有して、その課題の根源を特定して帰ってこられるレベルに育つには、どんなに早くても3年はかかるでしょう」と山本さんは語る。

しかし、そのワークスタイルにいま変化が起きようとしているのだ。それが、freeeを活用した経理・業務改善提案だ。 例えば、BMWのパーツ販売のショップを全国に6店舗展開している年商十数億円のS社は、横総入社1年目から岩本誠一朗さんが担当、四苦八苦していた経理の軽量化に半年ほどで成功している。その事例を岩本さんに紹介してもらおう。

「まずS社にヒアリングし、2点の課題を特定しました。1つ目は経理担当者Kさんの業務を簡略化して、別の仕事ができる時間を捻出すること。そして2つ目が、属人化している経理業務を標準化していくことです」

Kさんは車好きが嵩じてS社に入社した人物で、もともと経理の知識があったわけではない。本来は販売や営業の分野で手腕を発揮することが望まれているのだが、他に人材がおらず、会社が拡大するに伴って経理の仕事だけに忙殺されていた。現状では、もしKさんが病気でもしようものなら、会社の経理が回らなくなるのは必至。他の人も分担できるよう仕組み化し、Kさんが本来やるべき仕事の時間を生み出す――これが岩本さんに課せられた課題だった。

本来やるべき仕事のために

まず岩本さんが実行したのが、現預金や売上をfreeeで管理できるようにする仕組み作りだ。その際、freeeのフォーマットを無理に使用せず、これまで通りExcelで数字を付けてもらうことで、Kさんと現場の負担を軽くできるようにした。 同時に、手計算・手入力で作業していた給与についても、給与freeeを導入し、総合振込で入金が完了するように。

「それまで1人分ずつ入力していたので、最初は怖くてクリックできなかったそうです(笑)。でも、実質作業時間は3~5分の1に圧縮でき、Kさんにも“ありがたい”とおっしゃっていただきました」と岩本さん。
「中小企業では、おそらく“商い”になっている会社が多いのではないかと感じます。それを“経営”できるようにするには、まずリソースの確保が必要です。経理担当者の時間が空いたら、今度は社長の仕事の棚卸しができます。本来の仕事ができる会社の仕組みを、freeeを通して作っていけたらいいなと考えています」

経理や業務のやり方に問題が生じている中小企業は多い。freeeの機能や使い方をマスターすれば、入社1、2年目の新人でも、こうした改善策が提案できるようになる。その見本が岩本さんだ。 山本さんは、そんな岩本さんを頼もしそうに見ながらこう語った。

「今後は人口減少の時代ですから、経理の人材が確保できる時代はそう長くないだろうと思います。私たちは中小企業により元気になってもらいたい。その意味でfreeeのようなソリューションが登場し、経理を軽量化できる未来が見えていますから、そのお手伝いを積極的にしていく部署を立ち上げたいと考えています」

Company Profile

税理士法人 横浜総合事務所

横浜市中区山下町209 帝蚕関内ビル10F
045-641-2505
TEAM yoko-so(税理士法人横浜総合事務所など関連5社)は、各分野の第一線で活躍するスペシャリストとネットワークを結ぶことで、会計、税務だけでなく、会社経営相談や相続に関わる、あらゆる要求と課題解決をできる体制を実現。「お客様のビジョン実現と真の豊かさの創出をサポートし、社員の自己実現と社会貢献を目指す」を理念にしている。

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